2006年09月05日

遠心性筋収縮を強調したレジスタンストレーニングの重要性について

c06cc6fc.jpgトレーニング現場では、古くから遠心性筋収縮を強調したレジスタンストレーニング(ネガティブワークトレーニング)が実践されているが、遠心性筋収縮を強調したレジスタンストレーニングの有効性について、(1)歩行能力との関連から(2)下肢筋力向上という観点から(3)高齢者におけるレジスタンストレーニングという観点から、の3つの側面から考察してみたい。

【ネガティブトレーニングの有効性:歩行能力との関連から】
歩行は複雑な筋活動や生体力学を必要とすることが報告されているが、歩行中には下肢の慣性を調整するために、遠心性の筋活動が重要であることが報告されている。そして、平地歩行の遠心性筋活動が優位となるフェーズでは体重の2倍程度の遠心性股関節外転筋力が必要であることが明らかにされている。続きを読む
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2006年05月06日

筋線維組成と持久性トレーニング方法について考える

59dea338.jpg私たち人間の運動能力はトレーニングによって獲得される後天的なものだけでなく、先天的な資質によって左右されるともいわれている。

特にトップアスリートは人間の能力を最大限に高め、身体の限界に近い状態で競技を行なうため、そのアスリートが有する先天的資質が競技パフォーマンスを左右する重要なポイントになることが多いと考えられていることは以前にも報告した通りである。

しかしながら、近年、トップアスリートには優れた先天的資質が必要であるのは事実だが、その関与の度合いは従来考えられていたよりも低いことが明らかになりつつある。続きを読む
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2006年04月17日

球技スポーツにおけるフィジカルトレーニング

7e3d6d88.jpg球技スポーツでは低強度運動と高強度運動を何度も反復する能力が必要となり、そのフィジカルトレーニングは、間欠的なハイパワー発揮能力の向上を主目的に実施されるべきである。

そして、間欠的なハイパワー発揮能力は、無酸素的エネルギー供給能力と有酸素的エネルギー供給能力の相互作用によって決定される能力であると考えられていることから無気的能力と有気的能力の双方を高めることが必要であるいえよう。

このことは、アスリートの筋線維組成を調査した研究において、球技スポーツにおけるアスリートの遅筋線維と速筋線維の比率がほぼ同じであることからも理解することが出来る。続きを読む
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2006年01月25日

ブリックトレーニング

9229f611.jpg「トライアスロン」とは、スイム(Swim)、バイク(Bike)、ラン(Run)を連続して行なう競技である。

トライアスロンは、3種目を一人の人間が連続して行なうという競技特性、そして、トライアスロン競技の発祥とされ、現在では「アイアンマンディスタンス」と呼ばれる競技の過酷な距離設定から「鉄人レース」とも比喩されている。

トライアスロン競技は、これまで3種目の独立した競技が連続して行なわれるというイメージが強かったのだが、トライアスロン競技がオリンピック種目として正式採用されるに際してオリンピックディスタンス(Swim:1.5km,Bike:40km,Run10km)競技がポピュラーとなり、それと時を同じく実施されたルール改正に伴い、近年では「トライアスロン」という一つの競技が確立されつつある。続きを読む
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2006年01月24日

「特異性の原則」再考

38226645.jpgトレーニングを行なう上で最も重視すべきポイントは「特異性の原則」であるといっても過言ではない。

特異性の原則とは、「SAIDの原則」とも呼ばれているが、SAIDとは" Specific Adaptation to Imposed Demands"の略であり、「生体に一定のトレーニング負荷をかけると生体はそれに見合った適応現象を起こす」という意味である。

つまり、強化したい、あるいは向上させたい能力に見合ったトレーニング負荷を生体にかける必要性があるということである。続きを読む
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2005年12月30日

コーディネーショントレーニングにおける留意点

145e67cc.jpgコーディネーショントレーニングは、トップアスリートを育成する上で重要なトレーニングであることは繰り返し記述させて頂いているが、コーディネーショントレーニングの目的は競技スポーツのパフォーマンスを向上させることばかりではない。

コーディネーショントレーニングは、身体活動を行なう上で必要不可欠となる神経系や感覚器(筋肉等)の機能向上に効果的であることから、リハビリテーションや転倒予防といった高齢者のトレーニング(運動)としても非常に重要であるといえる。

従って、どのような対象者に対してどのような目的でコーディネーショントレーニングを行なうのかを十分に考慮した上で、トレーニングプログラムを組み立てなければならない。続きを読む
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2005年12月29日

コーディネーショントレーニングの種類

25888847.jpg「コーディネーション能力」はスポーツパフォーマンスを向上させるための重要な要素であり、コーディネーション能力を向上させることを目的としたコーディネーショントレーニングは、各専門スポーツ種目のトレーニングを開始する前に取り組むことが重要である。

そして、コーディネーショントレーニングに取り組む時期が、その後のスポーツパフォーマンスに大きく影響を及ぼすとされている。

つまり、コーディネーショントレーニングは幼少期から早期に取り組むことが重要であり、それがトップアスリートの条件になりうる訳だ。

コーディネーショントレーニングは、特別なトレーニング(方法)という訳ではなく「遊び」の中に含まれる要素であるのだが、子供達の「遊び」の要素が偏った現代社会においては、幼少期においてよりシステマチックなコーディネーショントレーニングプログラムの導入が必要となるであろう。続きを読む
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2005年12月27日

コーディネーショントレーニング_その2

ed902d4d.jpg最近では、子供達の遊びの要素が偏っていることが問題視されているといっても過言ではない。現代社会では、いわゆる「外遊び」の要素が著しく減っており、それに伴う体力の低下、身体機能の低下が指摘されている。

こうした子供達の身体機能の低下は、日本の近い将来に大きな影響を及ぼす可能性を秘めている訳であるが、日本のスポーツ競技力にも大きな影響を及ぼす可能性があるといえるだろう。

いい換えれば、幼少期に行なう外遊びは、トップアスリート育成する上で重要な要素となり、外遊びの要素が減少している現代社会においては、トップアスリートが育たない、育ち難い可能性が高いという訳だ。続きを読む
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2005年12月22日

コーディネーショントレーニング

2f5e0d66.jpg皆さんは「コーディネーショントレーニング」というトレーニング(方法)をご存知であろうか!?

私たちは普段「運動神経がよい」、あるいは「運動神経が鈍い」という言葉を口にしたり耳にしたりすることが多い。近年、子供の外遊びが減り「運動神経が鈍い」子が増えているといわれているが、一般的に「運動神経がよい」とされる人は、「コーディネーション能力」が高いといわれている。

コーディネーション能力とは、状況を目や耳などの五感で察知し、それを頭(脳)で判断し、それに合わせて筋肉を収縮させるといった一連のプロセスをスムースに行なう能力のことをさす。続きを読む
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2005年12月20日

効果的なトレーニング(ワークアウト)プログラミングとは!?

1cd22880.jpg皆さんは日頃どのようなプログラムでトレーニングを行なっているだろうか!?

私は自身のトレーニングプログラムやパーソナルトレーニング指導を行なうクライアントのトレーニングプログラムについて、下述するいくつかの原理原則等に基づきプログラミングすることが多い。

今回は、その原理原則等について簡単に紹介させて頂く。続きを読む
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2005年12月10日

スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防_その5

91536b1f.jpg好評を得ている(?)当シリーズも今回が最終回となる。

【医師によるメディカルチェック、診断の重要性】
「どこが」、「どの程度」悪いのかを判断、確定出来るのは病院であり医師である。
鍼やマッサージは基本的に治療ではなくリハビリテーションに用いられる物理療法である。

《理学療法と物理療法》
理学療法:
関節可動域(ROM)の回復、筋力の回復、持久力の回復、機能性・調整力の回復などを目的に行われるアプローチ。代表例としてはPNFが挙げられる。

物理療法:
温熱療法、冷却療法、電気療法、鍼、灸、マッサージ等続きを読む
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2005年12月09日

スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防_その4

ed4b29cc.jpg「スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防」シリーズも今回が4回目となる。

【スポーツ外傷・障害の処置(ファーストエイド〜リハビリテーション)】
適切な処置を行なうことで、スポーツ外傷・障害の再発を防ぎ、競技復帰に必要とされる時間(期間)が短縮される。

【受傷から競技復帰までの基本的な流れ】
受傷→ファーストエイド(RICE)→医師のチェック・診断・治療→リハビリテーション→競技復帰

【ファーストエイド(RICE処置】
R・・・Rest(安静):患部を動かさないようにする。
I ・・・Ice(冷却):患部を冷やす。
C・・・Compression(圧迫):患部を圧迫する。
E・・・Elevation(高挙):患部を心臓より高い位置に持ち上げる。続きを読む
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2005年12月08日

スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防_その3

1bdc7f2a.jpg好評連載中(?)の「スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防について」も今回で第3回目となる。

【スポーツ外傷・障害の発生要因】
スポーツ時に発生する外傷や障害のほとんどは防止できるものである。
アクシデント的に発生する外傷を除いて、スポーツ時に発生する外傷・障害のほとんどは選手(対象者)自身のコンディションやトレーニング(練習)に関連することが原因であると考えられる。

特に、以下の8つの発生要因について十分に注意することでスポーツ外傷・障害の危険性を軽減することが出来る。続きを読む
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2005年12月07日

スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防_その2

563ba8c2.jpg前回に引き続き、スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防について考察してみたい。

【スポーツ外傷・障害の発生機序】
スポーツ外傷・傷害の発生原因には、遺伝などの先天的なものと後天的な欠陥によるものがあり、選手個々の特定の外傷・傷害を起こす素因となっている。
例えば解剖学的構造上(アライメント)の欠点や特定の身体部位の発達は、スポーツ、運動を行っている際に特定の外傷・傷害を受けやすくしている。

【軟部組織におけるスポーツ外傷・傷害の発生機序】
骨以外の筋、腱、靭帯、関節包、神経などの組織を軟部組織と呼び、この軟部組織に大きな外力が加わると外傷・傷害が発生する。
軟部組織上に加わる力は、「圧迫」「張力」「剪断力」の3つのタイプがある。続きを読む
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2005年12月06日

スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防

67da42a4.jpg我々がスポーツを行なう上では、スポーツ外傷、スポーツ障害を引き起こさないこと、すなわち予防が最も重要であるといえる訳だが、その全てを回避することは不可能であるといっても過言ではなく、スポーツ外傷、スポーツ障害に対する対処について理解しておくことは重要である。

そこで、今回から数回にわたり、スポーツ外傷(傷害)とスポーツ障害の対処・予防について考察してみたい。続きを読む
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2005年12月03日

ウォーミングアップの更なる目的・意義

8c3843d2.jpg数回にわたり、ウォーミングアップの目的、意義、重要性について考察しているが、今回はウォーミングアップの更なる目的や意義について考察してみたい。

ウォーミングアップとは、「競技パフォーマンスに関与する身体的要素を良好な状態にするための準備(動作)」であると定義することが出来る。

従って、ウォーミングアップといえば如何に身体を動かしやすくするかということに目が向けられがちであるが、思考を司る大脳皮質と筋肉は神経を介して直結されているので、心理的覚醒の増大、いい換えれば、気持ちが高まってくるとより多くの神経が刺激され筋肉の活動も活発化されるといわれている。続きを読む
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2005年12月02日

ウォーミングアップ時に行なうスタティックストレッチングの効果

8f3232a7.jpgウォーミングアップ時には、いわゆるスタティック(静的)ストレッチングが一般的に行なわれている。

皆さんもウォーミングアップの際には必ずといってよいほどスタティックストレッチングを行なっていることだろう。あるいは、ウォーミングアップといえばスタティックストレッチングをイメージする人が多いのではないだろうか。

ウォーミングアップ時にスタティックストレッチングを行なう理由は、スポーツ傷害・障害を予防することであるといわれているが・・・続きを読む
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2005年12月01日

ウォーミングアップの目的とは!?_その2

9deeef7d.jpg前回に引き続き、ウォーミングアップを行なう上で重視すべき4つの要素について考察していくことにする。

前回は、ウォーミングアップを行なう上で重視すべき4つの要素のうち「筋温の上昇」ならびに「関節可動域」について考察した。そこで、今回は「神経活動の活性化」ならびに「心拍数の上昇」について簡単に考察していく。

【神経活動の活性化について】
筋肉には、筋紡錘という受容器(センサー)があり、筋肉の長さを感知しているのだが、筋紡錘が刺激されると、感覚信号が脊髄や脳の中枢神経系に送られる。

そして、感覚信号が中枢神経系に送られると、脊髄にある運動神経(α-運動神経)が活性化し、伸ばされた筋肉の筋出力が高まる。続きを読む
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2005年11月30日

ウォーミングアップの目的とは!?

db72549d.jpg皆さんはスポーツを実施する前やトレーニングを開始する前にウォーミングアップをしっかりと行なっているだろうか!?

意外に思われるかもしれないが、アスリートでもウォーミングアップの意義・目的や重要性を認識していない人も多い・・・

そこで、今回から数回にわたり、ウォーミングアップの意義、目的、重要性について簡単に考察してみたい。

トレーニング前、競技前に実施するウォーミングアップの目的は、エクササイズ動作、競技動作に対する一時的な身体適応を促すことであると考えられる。
いい換えれば、スムーズな動きを確保し、呼吸循環器系・代謝系の準備をすることである。そのためには以下の4つの要素が必要となる。続きを読む
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2005年11月25日

体幹とは?

18d4b583.jpg近年、「コアトレーニング」が一つのブームになっているといっても過言ではない。

「コア」とは一般的に「体幹」を指し、「コアトレーニング」とは簡単にいってしまえば「体幹(部)のトレーニング」ということになる。

現在、多くのスポーツクラブ、フィットネスクラブで、コアトレーニングブームの火付け役ともいえる「ピラティス」を筆頭にグループエクササイズとしてのコアトレーニング・クラスが数多く導入され、また、多くのパーソナルトレーナーもトレーニング指導にコアトレーニングを採用している。続きを読む
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