2005年06月02日

脱自己流

450e843b.jpg私が現在パーソナルトレーニング指導をさせて頂いているクライアントの大半は、女性の方である。私のこれまでの経験から考察するに、男性に比べて女性の方がパーソナルトレーナーと契約しトレーニングを行なう可能性が高いといえる。

男女の比較を行なうわけではないが、物事に対する取り組み方として女性は何かに依存する傾向が強いのではないだろうか。
ある人の言葉を借りれば、男性は設計図を渡せば設計図通りに一人で組み立てることが出来るが、女性は設計図を渡すだけではなく、組み立てることを支援する必要(場合によっては一緒に組み立てる必要)があるという。我々パーソナルトレーナーの仕事は、クライアントの目標や目的に対して、現状を把握(フィジカルチェック)した上で設計図(トレーニングプログラム)を作り、設計図通りに目標や目的が達成できるかマネジメント(テクニック指導、プログラムの修正、モチベーションマネジメント等)することであるといえるのだが、男性は、概ねマネジメントの部分を避けたがる傾向が強いといっても良い。自分に合ったトレーニングプログラムを欲求している点では男性も女性も同様なのであるが、男性はトレーニングプログラムさえ作ってもらえれば「後は自分で出来るよ」という事が多いのだ。

男性は、学生時代にスポーツに打ち込んでいた方も多いため、それなりにトレーニングに関する知識や経験を有している方も多い。しかしながら、それは旧態依然としたトレーニング理論であることも多く、また、学生時代と現在では筋力や持久力といった体力要素が異なる。学生時代は闇雲にトレーニングしてもケガをしないかもしれないが、筋力や持久力の衰えがみられる現在において闇雲にトレーニングしたらケガをするかもしれない。
しかし、過去の功績にすがる訳ではないだろうが、自分に対する過信というか、プライドというか、特に人についてもらわなくてもトレーニング出来るよという意識が男性は強い。これは、もしかすると先輩に“しごかれた”ことがトラウマになっているのかもしれないが・・・

私のもとにも男性のクライアントが訪ねてはくるのだが、大半の方は、自分に適したトレーニングプログラムを作って欲しいというリクエストをするだけのことが多い。本来のパーソナルトレーナーの仕事からすると、トレーニングプログラムを提供するだけでは不十分であるため、その旨を伝えると、金銭面の問題もあるのかも知れないが、「後は自分でトレーニング出来るから・・・」という答えが返ってくる。
個別性の高いトレーニングプログラムを作ることも、パーソナルトレーナーの立派な仕事であるがゆえ、もちろんトレーニングプログラムの提供をするのであるが、その方のその後の様子を影ながら見てみると、動作が曖昧になっていたりレップ数やセット数、エクササイズ時間を少なくしていたり、エクササイズの順序を変更していたり、と結局は自己流のトレーニングに変化してしまっている。

このような状況では当然のことながらトレーニング効果が出ないことが多い。私の提供したトレーニングプログラムが不適切であるのかもしれないが、未だに一度としてトレーニングプログラムが不適切であったというクレームを受けた事がないということから判断させて頂けるのであれば、トレーニングプログラム通りのトレーニングが出来なかったと認識しているのであろう。

一方、女性の方々は、一度信頼関係が出来てしまうと、かなりハードなトレーニング内容であったとしても、しっかりとトレーニングを継続するケースが多い。その地道な姿はまさに脱帽ものであるといっても過言ではない。当然、トレーニング効果も出やすい。

話は変わるが、最近ではビジネスコーチングが定着しつつあり、多くの企業のエグゼクティブがコーチをつけ自身のビジネススキルやマネジメントスキルを向上させるために努力をしている。これは、多くのエグゼクティブが企業内で暗黙知的に広まっている旧態依然としたマネジメント手法やビジネス手法では、今の時代にフィットした成果が上がらないことを認識し始めた表れであろう。つまり、ビジネスも自己(自社)流ではダメだということである。アメリカでは、優秀なビジネスマン程自分の身体に気を使いトレーニングに励んでいるというが、日本のビジネスマンの方々も自己流から抜け出ししっかりとトレーニングに励んでみては如何だろうか!?
posted by NOGU at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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