2005年08月25日

フィールドテストの実際

ca138833.jpg先日フィットネステストの重要性について考察させて頂いたが、今回は「フィットネステストの実際」について考察していく。

フィットネステストは、テスト項目によっては専門的な機材や装置を伴う実験室などを必要とする場合がある。
例えば、エアロビックパワーを評価する上で最大酸素摂取量を測定する場合には、「呼気ガス分析器」や、専用の「トレッドミル」などが設置されている実験室が必要となる。

このような、専門的な機材や装置を利用して実験室などで行なうテストは、「ラボテスト(ラボラトリーテスト)」などと呼ばれている。従来、ラボテストは大学の研究機関などの施設でしか実施することが出来ないものであったが、近年では、公共スポーツ施設などにおいても比較的安価な値段でラボテストを実施することが可能になってきており、フィットネステストを実施する上ではこのような施設を積極的に利用することも有効となる。

ラボテストは、「妥当性」、「正確性・反復性」、「客観性」の面から非常に優れたテストであるといえるのだが、「費用」や「機会」という面からみれば、現在の日本においては、多くのスポーツ選手や指導者が利用出来るほど十分な環境が整っているとはいえない。

また、テストによっては、採血を伴うものもあり、場合によっては選手に負担をかけてしまうことも事実である。

このような側面を考慮し、ラボテストと併用して行なうテストとして、あるいは、ラボテストそのものの代替的な役割を果たすテストとして、「フィールドテスト」を活用することが望ましいと考えられる。

フィールドテストとは、その名の通り、普段から練習を行っている場所、すなわち、グランドや体育館などで簡単に実施することが出来るテストであり、多くの研究によってラボテストとの比較・検証が行なわれ、その妥当性・信頼性などが多数報告されている。

例えば、最大酸素摂取量を測定するためのフィールドテストとして、「12分間走」がよく用いられるが、最大酸素摂取量の値と12分間走の記録との間には高い相関関係が認められ、12分間走の結果から、最大酸素摂取量の推定が可能であることがこれまでの研究によって明らかにされているのだ。

従って、フィールドテストを十分に活用することで、選手にあまり負担をかけることなく継続的なフィットネステストの実施が可能となるのである。
posted by NOGU at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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