2005年10月28日

運動単位の特性について

2eb183da.jpg神経による骨格筋の収縮調節の最終単位は、1つのα運動ニューロンとその神経支配を受ける筋線維群(筋単位)からなる運動単位である。

運動単位は、筋単位の収縮及び疲労特性に基づいてS(slow-twitch),FR(fast-twitch fatigue resistant),FI(fast-twitch intermediate),FF(fast-twitch fatiguable)の4つのタイプに分類できる。

そして、それぞれの運動単位に含まれる筋単位は、ATPaseのpHに対する感受性の違いを利用した標準的な組織科学的染色結果に基づいて、Sタイプ=タイプT、FRタイプ=タイプU、FIタイプ=UX及びFFタイプ=UBに分類される。収縮速度はFF、FIタイプが最も速く、FRタイプ、Sタイプの順で続く。
この順番は、筋線維タイプのmyosin ATPase活性値、及びmyosin ATPase活性と収縮速度との相関関係によって説明される。

疲労耐性は、収縮速度と反対の順番、すなわちS>FR>FI>FFとなる。
この結果は、筋線維の酸化酵素活性値、筋小胞体Caイオン取込放出能などの要因と、神経接合部における疲労が複合的に関係する。

筋単位の収縮力は、タイプ間に重複が見られるが、平均するとFF>FI>FR>Sである、この収縮力を規定する要因には以下の3つが挙げられる。

@運動単位の神経支配(1つの運動ニューロンに支配される筋線維の数)
A筋線維の横断面積
B単位筋断面積当たりの張力

筋単位の収縮力に対する各要因の貢献度は、グリコーゲン枯渇法によって直接測定されているが、結果が一致していない。
posted by NOGU at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ医・科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。