2005年10月29日

筋力調節について

9e785419.jpg筋力調節は運動単位の動員数とその個々の発火頻度の調節によって達成される。
運動単位の動員は主として大きい筋力調節に、個々の発火頻度は細かい調節にそれぞれ関与するといわれている。

運動単位の動員様式については、α運動ニューロンの大きさや膜特性との関連から検討されている。

これまで、小さなα運動ニューロンは高い膜入力抵抗MΩ(入力された電流と生じた電位変化から計算され、この値が高いと少ない入力で大きな電流変化が生じ易い)、低い基電流nA(ニューロンに活動電位を発生させる為に有効な最も弱い定常電流)、遅い軸索伝導速度(m/秒)を示し、S筋単位を支配していることが明らかにされている。一方、大きなα運動ニューロンは低い膜入力抵抗、高い基電流、速い伝導速度を示し、F筋単位を支配している。

運動単位の動員は、これらの電気生理学特性に依存するならば、SからFの順で起こることが予想される。

これまでの実験結果によると、下肢筋においては、起立や姿勢維持、ゆっくりとした歩行のような低い強度の運動では、Sタイプの運動単位が選択的に動員され、走行、ジャンプと運動強度が高まるにFR,FI,FFタイプの動員が順次起こる。

また、横隔膜においては、安静時の呼吸運動ではSタイプの運動単位及び、FRタイプの一部の運動単位が動員され、換気量の増大に伴いFR,FIと段階的に動員され、換気量の増大に伴いFR,FIと段階的に動員され、爆発的な呼吸運動(くしゃみ、嘔吐)の時、FFタイプも動員されることが推察される。
posted by NOGU at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ医・科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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