2005年11月02日

筋力トレーニング及びスプリントトレーニングによる骨格筋の適応について

6f120665.jpg<筋力トレーニングによる骨格筋の適応について>
筋力トレーニングによる筋の代謝能力の変化では、リン酸代謝、解糖系代謝及び酸化系代謝に関する酵素活性はほとんど変化しない。

しかしながら、1回の運動時間が30秒間継続するような筋力トレーニングでは、ホスホリラーゼやPFKといった解糖系の酵素活性、MDHやクエン酸合成酵素といった酸化系酵素活性が10-20%の割合で増加することが報告されている。

このことは、1回の運動持続時間が酵素活性の変化に影響を及ぼすことを示している。

また、筋力トレーニングにより酸化系酵素活性の低下が認められる場合もあるが、これは収縮タンパク質のより大きな増加による相対的なミトコンドリア密度の減少、いわゆる希釈効果の結果であると考えられる。<スプリントトレーニングによる骨格筋の適応について>
スプリントトレーニングではATPの消費量が急激に増加するため、無酸素的なより速いATP供給系の貢献が大きくなる。

そのため無酸素的ATP再合成に関与するミオキナーゼやCK活性、そして解糖系酵素であるPFKやLDHの活性が増加する。

一方、スプリントトレーニングによる酸化系酵素活性の変化に関しては、上昇する、または変化しないとの結果が得られている。
スプリントトレーニングでは、負荷強度が十分に高くなければ有酸素的エネルギー供給の割合が多くなる。

さらに、運動によって低下したPCrの再合成や解糖により生成された乳酸の除去、そして、運動後の酸素負債の返済には有酸素的な代謝系が大きく関与するので、その反復により有酸素的な機能が亢進される可能性は考えられる。
posted by NOGU at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ医・科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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