2005年11月03日

脱トレーニングによる骨格筋の適応について

7e1b043e.jpg各種トレーニングによる変化は可逆的変化であり、トレーニング終了後はトレーニング前値に向かって変化する。

2〜3ヶ月の持久性トレーニングにより増加した酸化系酵素活性は、増加したのに必要とされる期間よりも速く減少し、2〜6週間でトレーニング前の値に戻る。

しかしながら、6〜20年という長期間の持久性トレーニングを行ってきたヒトの筋では、12週間の脱トレーニングにより酸化系酵素活性は減少するものの、非鍛練者の値よりも約40%高値を維持していた。これは、長年のトレーニングによってタイプU線維を支配する神経の発火頻度が変化したこと、あるいは、タイプU線維の動員パターンが変化したことに関係していると考えられている。

さらに筋力トレーニング゙等によって増加した筋線維横断面積も減少し、最終的にはトレーニング前と同様な値になる。

筋線維組成においても、脱トレーニングによる活動量の低下によって、トレーニングによる変化と逆方向の変化が引き起こされる。

より活動量を減少させるモデルとしてギプス固定やベットレストなどが挙げられるが、これらではさらに、タイプT線維の割合の減少とタイプU線維の増加が観察される。従って、脱トレーニングなどによる活動量の減少では、筋線維タイプはT→TC→UC→UAC→UA→UAB→UBの方向へ変化する。
posted by NOGU at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ医・科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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