2005年12月12日

これからのスポーツ・運動指導のスタイルとは?

eb604d65.jpg最近実施されたある調査では集団運動プログラム(エアロビクス等のグループエクササイズ)に参加する人の多くは、「より分かりやすく、より適切で、より運動効果が上がる(運動効果が実感出来る)指導」を望んでいると報告している。
この結果は、従来の指導スタイルにみられるような一方的に指示を与えるといった指導(スタイル)では、今後、プログラム参加者やクライアントの満足度を高めることが出来ないことを示唆している。

いい換えれば、これからのスポーツ・運動指導のスタイルとしてコーチング的なスポーツ・運動指導が要求されていることを示唆しているという訳だ。
すなわち、我々スポーツ・運動指導者の従来のインストラクター、ティーチャーといった立場からコーチという立場への転換が求められているという訳である。ところで、コーチング的なスポーツ・運動指導を行なう上での重要なポイントは、以下の2つであると考えられる。

@マインド(コーチングマインド)
相手を理解し、相手と共感し、改善案を提案するというマインド。

Aコミュニケーション・サイクル
一方的な指示・命令ではなく、「質問する→聴く・観る→理解する→伝える→質問する・・・」というインタラクティブな関係を築く。

すなわち、これからのスポーツ・運動指導者は、上述したコーチングマインド、コーチングスキルを習得しなければならないのである。

しかしながら、全ての指導においてコーチング的指導が有効であるとは限らない。
従って、従来の指導スタイルであるインストラクション・ティーチング的指導とコーチング的指導を適宜使い分けるテクニック、スキルを身に付ける必要があるといえるだろう。

そこで、今回は集団運動プログラム指導とパーソナルトレーニング指導におけるインストラクション・ティーチングとコーチングの使い分けについて簡単に考察してみたい。

【集団プログラム指導とパーソナルトレーニング指導におけるインストラクションとコーチングの使い分け】

ここでは、集団プログラム指導とパーソナルトレーニング指導における指導上の特徴について整理し、インストラクション・ティーチングとコーチングの使い分けについて考察してみたい。

集団プログラム指導の特徴:
集団プログラムは、体力レベルや目的、動機付け、価値観等の異なる人の集団になることがあり、その集団プログラムに参加する各々に対して、最も適した指導を行なう必要がある。

すなわち集団プログラム指導においては「クリエイト」するというスタンスで指導に臨むことが重要となる。

従って、1つのプログラム展開中にインストラクション・ティーチング、コーチングを使い分ける必要性があるといえよう。

パーソナルトレーニング指導の特徴:
パーソナルトレーニング指導を受ける対象者(クライアント)は、明確な目的や動機付け、価値観を有していることが多く、各クライアントの体力レベルや目的、動機付け、価値観を考慮した上でそのクライアントに最も適した指導を行なう必要がある。

すなわち、パーソナルトレーニング指導においては「カスタマイズ」するというスタンスで指導に臨むことが重要となる。

従って、クライアント毎にインストラクション・ティーチング、コーチングを使い分ける必要性があるといえよう。

例えば、Aさんはインストラクション・ティーチングを主体とした指導スタイル、Bさんはコーチングを主体とした指導スタイルといった使い分けが必要となる。

但し、クライアントの体力レベルならびにトレーニングテクニックの習熟度に合わせてインストラクション・ティーチングとコーチングを使い分けることも重要となる。

例えば、あるエクササイズを行なう場合において、クライアントのエクササイズテクニックが不十分である場合においては、コーチング的指導スタイルが適したクライアントであっても、そのエクササイズの指導、あるいはそのトレーニングセッションはインストラクション・ティーチング的指導スタイルを用いることも必要となる。
posted by NOGU at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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