2005年12月15日

これからのスポーツ・運動指導のスタイルとは?_その4

e09510e0.jpgこれまでに集団プログラム指導とパーソナルトレーニング指導におけるインストラクション・ティーチングとコーチングの使い分けについて簡単に考察してきたが、今回は、対象者(プログラム参加者、クライアント)の状態についてトランスセオレティカルモデルに基づき分類し、それぞれの行動段階に応じたインストラクション・ティーチングとコーチングの使い分けについて考察してみたい。

【対象者の状態に応じたインストラクションとコーチングの使い分け(トランスセオレティカルモデルに基づくインストラクションとコーチングの使い分け)】
行動段階に応じてインストラクションとコーチングを使い分ける。@無関心ステージ
日常的に積極的な身体活動(中等度の強度の身体活動)を行なってなく、身体活動・運動に対して関心を持っていない段階。
我々スポーツ・運動指導者が直接関わることが少ない段階であるかもしれない。

積極的な身体活動や運動の重要性を気付かせることが重要となるため、コーチングを中心に情報提供を行なう必要性がある。

「運動しましょう!」ではなく「このまま運動しないと今後どうなるでしょう?!」

A関心ステージ
日常的に積極的な身体活動を行なっていないが、身体活動や運動に対して関心を持ち、身体活動を増やしていこうと考えている段階。
スポーツクラブに入会しようと考えている、もしくは、実際に通い始めた段階の人が相当する。

運動を実践させることが重要であるため、ティーチングを中心とした指導が有効であると考えられるが(いわゆるお尻を叩いてあげること)、プログラム参加者、クライアントの動機付けや価値観等によってはコーチングを活用することも有効となる。

「さあ、一緒に運動しましょう(よ)!」や「一緒に頑張りましょう(ね)!」

B準備ステージ
積極的な身体活動(中等度の強度の身体活動)を不定期ながら実践している段階。
スポーツクラブに通い始めたものの、何かに理由をつけてスポーツクラブに足を運ぶ機会が少なくなってしまうことの多い人がこの段階に相当する。

運動実践を継続させることが重要となり、運動の効果を気付かせるためのコーチングが有効となるが、プログラム参加者の動機付けや価値観等によってはティーチングを活用することも有効となる。

「運動をして何か身体の変化が出てきてませんか?」

C実行ステージ
日常的、定期的に積極的な身体活動を実践しているが、その期間が6ヶ月に満たない段階。
運動実践が定着し始めている段階であり、外的動機付けによって運動を開始した人でも内的動機付けが少しずつ高まっているような状態にある。

運動実践を維持させることが重要となるため、ティーチングを中心とした指導が有効であるが、モチベーションを高める、もしくはモチベーションを転換させる(外的動機付けから内的動機付けへ)ためにコーチングを活用することも有効である。

「もう少し運動を継続するとこんな(具体例)身体の変化が出てきますよ!」

D維持ステージ
6ヶ月以上の期間において日常的、定期的に積極的な身体活動を実践している段階。
既に運動実践の意義を十分に理解し内的動機付けも十分に高まっていることが多い状態にある。

運動実践の意義を十分に理解出来ている状態にあるこの段階においては、コーチングを中心とした指導が有効であり、プラグラム参加者、クライアントの状態によっては情報提供だけでも十分となる。

「こんな(具体例)運動の方法もありますよ!」
posted by NOGU at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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