2005年12月30日

コーディネーショントレーニングにおける留意点

145e67cc.jpgコーディネーショントレーニングは、トップアスリートを育成する上で重要なトレーニングであることは繰り返し記述させて頂いているが、コーディネーショントレーニングの目的は競技スポーツのパフォーマンスを向上させることばかりではない。

コーディネーショントレーニングは、身体活動を行なう上で必要不可欠となる神経系や感覚器(筋肉等)の機能向上に効果的であることから、リハビリテーションや転倒予防といった高齢者のトレーニング(運動)としても非常に重要であるといえる。

従って、どのような対象者に対してどのような目的でコーディネーショントレーニングを行なうのかを十分に考慮した上で、トレーニングプログラムを組み立てなければならない。しかしながら、対象者、目的を問わずコーディネーショントレーニングを実施する上で留意すべき共通ポイントがいくつか存在する。
以下に、その共通ポイントについて考察していく。

【ポイント1:変化】
コーディネーショントレーニングを行なう上で重視すべきポイントに「変化」が挙げられる。すなわち、変化に富んだバリエーション豊かなエクササイズを行なうことが重要である。

例えば、大きさや重さの異なるボールやラケットを使用する、器具の高さや幅を変える、フィールドの大きさを変える・規制を加えるなどの外的条件に変化を加えたり、動作スピードを変える、逆の動作を行なうなどの動作条件に変化を加えることが重要となる。

また、視覚情報(視野を制限する等)、聴覚情報(合図に基づく動作等)に変化を加え、視覚や聴覚といった感覚器へ外乱刺激を加えることも重要となる。

【ポイント2:短時間】
コーディネーショントレーニングを行なう上で重視すべきポイントの一つに「短時間」が挙げられる。すなわち、コーディネーショントレーニングは短時間に集中して行なうべきトレーニングであるということになる。

コーディネーションントレーニングは、神経系を刺激するエクササイズが中心となることから、より効果的なトレーニングを行なうためには、神経系の疲労の影響を受けないように配慮し短時間で集中して実施することが望ましい。

また、コーディネーショントレーニングエクササイズは、心身ともにフレッシュな状態で実施することが重要であるため、ワークアウトの最初に行なうことが重要となる。
これは神経系トレーニング(エクササイズ)に共通する考え方である。

【ポイント3:両側性】
コーディネーショントレーニングを実施する上では「両側性」を考慮することが重要となる。すなわち、両上肢、両下肢をバランスよく使うことが重要となる。

利き腕、利き脚だけを使ったエクササイズを避け、左右対称の動作を心がけることでより効果的なトレーニングを実施することが可能となる。

【ポイント4:差異化】
コーディネーショントレーニングを実施する上では「差異化」を考慮することも重要である。通常とは異なる動きや通常と異なる用具を使用したエクササイズは差異化の要素を含むエクササイズとなる。

また、視覚情報や聴覚情報に外乱刺激を与えたエクササイズも差異化の要素を含むエクササイズとなる。

各専門スポーツ種目における各動作は、一つのコーディネーション能力によって構成されている訳ではなく、複数の能力が複雑に絡み合って構成されていることから、コーディネーショントレーニングを行なう上では、7つのコーディネーション能力を考慮しながらエクササイズやトレーニングプログラムを構築することが重要となる。
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