2006年04月14日

人差し指にご用心

084abf3f.jpgプロ野球シーズン真っ盛り・・・という訳で、ベースボール関連情報を。
国内外、そしてメジャー、マイナーリーグを問わず、典型的な野球のゲームにおいて、キャッチャーは時速145kmを超えるボールを約150球受け止めるといわれている。

さらに、ゲーム前のウォーミングアップを合わせると、1日に受け止めるボールの数は300球にも及ぶという。

その結果、当然キャッチャーの手は悲鳴を上げることになり、キャッチャーの手に関する障害は古くから深刻な問題となっている。古くからキャッチャーの手に関する障害の代表例は「手掌の動脈に生じる凝血」であるといわれているが、最近のグローブは衝撃吸収力に優れ凝血障害は減りつつあるといわれている。

その一方で最近、特に人差し指の慢性障害が増加していることが報告されるようになってきているのだ。

ウェイク・フォレスト大学のAndrew Komaらは、ノースカロライナ州に拠点を置くマイナーリーグに所属する現役選手36名(キャッチャー9名、内野手7名、外野手5名、ピッチャー15名)を対象に手の状態を調査した結果、手掌ではなく指に何らかの障害を示す徴候がみみられたことを報告した。

この研究では、疼痛、しびれ、脱力感、チクチク感等、手に何らかの症状が認められたのは全体で11名(36%)であり、中でもキャッチャーにそのような症状が認められる傾向が強く、44%がボールを投げる方の手よりも受ける方の手に脱力感を感じていると報告している。

Koman博士は、人差し指をグローブの外に出していることが損傷の原因ではないかとした上で、「この研究結果がきっかけとなり、人差し指に及ぶ影響が着目され、キャッチャーが人差し指を保護する一助となることが期待される」と述べている。

「Bone & Joint Surgery」より
posted by NOGU at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ医・科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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