2006年08月13日

認定制度改正

2d7d77d4.jpg来春から「健康運動指導士」の認定制度が変わるという。

「健康運動指導士」とは「生涯を通じた国民の健康づくりに寄与すること」を目的に昭和63年から厚生労働大臣(旧厚生大臣)の認定事業として創設された「健康づくりのための運動指導の専門家」のことである。

ちなみに、健康運動指導士の認定事業の根拠となっていた「地域保健法」に基づく厚生労働省令『健康づくりのための運動指導者の知識及び技能に係る審査及び証明の事業の認定に関する省令』は平成17年度をもって廃止となり、現在は「財団法人 健康・体力づくり事業財団」が認定事業を行なっている。近年になり、メタボリックシンドローム予防のための運動指導、生活習慣病罹患者に対する運動指導、少子高齢社会を踏まえた介護予防のための運動指導の専門家として健康運動指導士の必要性が増加し、健康運動指導士認定者を増やすことを目的に認定制度を一部変更するようだ。

フィットネスクラブなどに通う中高年が急増しているのを受け、年間の認定者を2000人程度へと倍増させる計画だという。

現行の認定制度では、

(1)保健師又は管理栄養士の資格を有している者
(2) 4年制体育系大学(教育学部体育系学科を含む)及び医学部保健学科の卒業者(卒業見込者を含む。以下同じ)
(3)看護師、理学療法士、作業療法士又は臨床検査技師の資格を有している者であって、4年制大学卒業者又は資格取得後1年以上運動指導に従事した経験のある者
(4)栄養士、准看護師、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師又は柔道整復師の資格を有している者であって、4年制大学卒業者又は資格取得後2年以上運動指導に従事した経験のある者
(5)体育系短期大学又は体育系専修学校(2年制)卒業者であって、卒業後2年以上運動指導に従事した経験のある者
(6)(2)に掲げる大学以外の大学(4年制)又は体育系専修学校(1年制)の卒業者であって、卒業後3年以上運動指導に従事した経験のある者
(7) 5年以上運動指導に従事した経験のある者
(8)健康運動実践指導者の称号を有する者であって、称号取得後1年以上運動指導に従事した経験のある者
(9)(1)から(8)までと同等以上の能力を有すると認められる者

に対して148.5時間にも及ぶの講習を義務付け、全ての講習を受講した者に対して認定試験の受験資格を付与し、試験に合格した者が健康運動指導士として認定されるが、体育系大学の学生、管理栄養士といった一定の知識を持つ者に対しては一部の講習を免除または削減し受験資格を付与するという。

例えば、体育系大学生の場合、心臓疾患や生活習慣病などの発症メカニズムや健康管理に関する講義といった健康・体力づくり事業財団が定める講習内容と同じ授業を大学で受けていれば、講習会なしで受験資格が与えられるとのこと。

がしかし・・・

専門家の数を増やすことは重要であるが、何よりも意欲の高い専門家の数を増やすべきであると私は考える。

昨今の経済不況に伴う就職難によって体育系大学生も就職には苦労を強いられているようだが、今回の制度改正によって、健康運動指導士が体育系大学生の単なる就職の受け皿になってはならないと感じる。
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